地元民がオススメする京都観光の穴場、京都府立植物園に行こう!

目次

はじめに:京都府立植物園について

アクセス

オススメの時期は?

こんな人にオススメ

園内紹介:洋風庭園

園内紹介:日本の森

園内紹介:大芝生広場

園内紹介:なからぎの森

はじめに:京都府立植物園について

京都府立植物園は日本で初の公立植物園として1924年(大正13年)に北山エリアの鴨川河畔に開園した、とても古い歴史を持つ植物園です

面積24ヘクタール(甲子園球場4個分)の広大な敷地を誇り、園内には四季折々様々な花が咲き乱れ、老若男女を問わず楽しめる場所として開園いらい京都市民の憩いの場として親しまれてきました

入場料は一般200円、高校生150円。年間パスポートは1,000円。70歳以上と小中学生は入園料無料です(2019年5月現在)開園時間は9時~18時、ただし入園券の発売は16時までです。ほかに団体割引や回数券も存在します

充実した展示内容に比して非常に入園料が廉価に設定されているのが特徴です。園内の温室は別途200円の入場料が必要です(ケチな当ブログ管理人は200円の出費を惜しんで温室に入ったことなかったりします。温室で働いておられる職員さんごめんなさい)

アクセス

京都市営地下鉄烏丸線の「北山駅」が最寄り(植物園の北門)駅ですが、個人的には同じく地下鉄烏丸線の「北大路駅」をオススメします

北大路駅から植物園正門までは約一キロほどの距離ですが、駅周辺は昔ながらの商店街が立ち並び大型ショッピングセンターも存在するので、園内でのお弁当や飲み物の購入に便利です。別に買わなくても店舗を眺めながら商店街を歩くだけでも楽しい気分になれますよ

北大路橋から上賀茂神社方面を望む:秋
同じく北大路橋から:春

北大路駅からのアクセスをおすすめするもう一つの理由がこちら。駅から植物園までの通り道にかかる北大路橋からの賀茂川の眺め(特に北の方角)がじつに見事なので、是非入園前にこちらも堪能していただきたいところです。植物園沿い賀茂川河畔の半木(なからぎ)の道は春になると桜が咲き乱れます。こちらを歩くのもオススメです。他のアクセス方法として市バス「植物園前」で降りるという手段もあります

自家用車やバイク、自転車でのアクセスも可能です。自動車の駐車場は有料ですが、バイク・原付・自転車に関しては無料駐輪場が正門近くにあります

オススメの時期は?

4月
5月
10月
11月

1年中オススメ!と言いたいところですが、京都の冬は底冷えするので寒い時期の散策はあまりオススメできません。見られる花も冬季はやはり限られてしまいますので、冬季に行くなら温室目当てで訪れたほうがいいと思います

夏の時期は京都の夏の名物である猛烈な熱気と風の吹かない日(京の油照り、と言います)が続き、散策するにもかなりの体力を消耗するので、こちらもあまりオススメできません。それでも京都市内にくらべれば園内の木々が暑気を和らげてくれるのでずいぶんマシですが・・・木陰の無い場所も多いのでご婦人方は日傘を忘れずに

快適なのはやはり春と秋、4月の桜の時期には年中空いてる(失礼!)植物園も花見の人でにぎわいます(それでも京都市内の花見の名所に比べれば比較にならないほど空いていますが)。ちなみに管理人の個人的なオススメ時期はずばり!新緑の5月です。特に5月のなからぎの森エリアは木々の緑が目に鮮やかで、萌え出ずる生命の息吹を身体全体で感じることができますよ

こんな人にオススメ

著名な京都の観光名所(清○寺、金○寺、嵐○、etc・・・)は観光シーズンともなると国の内外を問わずどっと観光客が押し寄せ、近隣の駐車場は満杯、ただでさえ狭い京都の道路はひどい渋滞、人であふれて歩くのもままならないほどの大変なにぎわいを見せます

対して府立植物園は年中人はまばらというか、閑散としているというか、そもそも親方日の丸の植物園側にやる気があまり感じられないというか、要するに桜の時期をのぞいてガラガラ・・・(敷地が広すぎるから人が少ないように見えるだけで、年間入場者数は日本の植物園でもトップクラスです、と慌ててフォローを試みる)なので、人ごみが苦手な人にはうってつけの場所です

入園料無料なので熟年高齢者と小中学生、幼児の散歩場所としても最高ですね、特に広大な芝生広場があるのでいくらでも子どもがはしゃいで駆け回れる遊びたい盛りの子供連れのファミリー層にオススメです

あらかじめ上賀茂神社脇で今井食堂のサバ煮を調達するのが私の定番です

園内にはベンチやあずまやが多数設置されているので、木陰で昼寝したり、読書したり、写生したりしておられる方も多いです。お弁当を持っていって緑の中でいただくと美味しさもひとしお、ただし園内に持ち込み用のゴミ箱は存在しないので、ゴミは必ず持ち帰りましょう

園内紹介:洋風庭園

ここからは園内のおすすめエリアを紹介していきましょう。まずは正門入って右側の洋風庭園エリアです

まるで素人カメラマンにフォトジェニックな写真撮らせて上げるから望遠レンズで接写しなさいね、と言わんばかりの一輪だけ赤い花が配された花壇、これでは万緑叢中紅一点ならぬ万黄叢中紅一点だ、府立植物園花壇担当者さん実にあざとい(褒め言葉です)

バラ園
ランカスター家
ヨーク家

赤いバラと白いバラが並んでると高校時代の世界史の授業を思い出しますね、母の日の近づく5月にここにくるとろくに親孝行したことない自分の胸がバラのトゲに刺されたようにチクチクと痛みます・・・

バラ園脇にある色とりどりのバラで美しくかざられた通路です。是非恋人と手をつなぎながら歩きたいようなオシャレな場所ですね

こんなオシャレな通路なのにアニメおたくの管理人は「たまこまーけっと」のあの場面を連想してしまいますが。京都の出町柳商店街が舞台のアニメなので、おそらくこのバラの通路でロケハンしたんじゃないかと・・・

沈床花壇

洋風庭園エリアの東の端にあるのが沈床花壇です。写真には写っていませんが、晴れているときにここから見える東山三十六峰とひときわ高くそびえる比叡山が借景となって、おもむきがあります

園内紹介:日本の森

洋風庭園のとなりにあるのが日本の森エリア。こちらではハスやミズバショウが配された池の上に木道がかかり、さながら尾瀬を歩いているような気分を楽しめます。6月には池の周りのアジサイが花を咲かせ、おとずれる者の目を楽しませてくれます

園内紹介:大芝生広場

寝転がって眺める秋の空

園内中心部にあるひろびろとした芝生エリアです、気候の落ち着いた10月下旬頃の秋晴れの日に、靴を脱いで芝生の上に寝転がってどこまでも抜けるように高い秋の空を眺めていると最高に気持ちがいいです

しだれ桜

4月には芝生広場わきに大きなしだれ桜が花を咲かせます。しだれ桜といえば円山公園のものが有名ですが、ここの桜もなかなかお見事。京都の隠れ花見スポットです

子ども達に大人気

芝生広場は子ども達に大人気。京都市内でここまで広々とした広場は他にないでしょう。みんな開放されたような顔で大喜びではしゃぎながら駆け回っています

芝生広場に隣接するようにちょっとした飲食物を提供しているカフェがあります。歩き回って疲れた時はこちらで休憩できます

園内紹介:なからぎの森

園内北側にあるのが「なからぎの森」エリアです。もともとこの地にあった半木神社(園内に現存)を囲むように配された池とモミジを中心とした木々が、日本古来の鬱蒼とした森の雰囲気を演出しています。秋の紅葉の時期もいいですが、個人的には5月が白眉だと思います。以下写真にて新緑のなからぎの森をお楽しみくださいませ

以上、京都府立植物園について紹介してまいりました。有名な観光地が沢山ある京都において、植物園はちょっと地味な存在かもしれませんが、こちらの記事で少しでも興味を持っていただけたら幸いです、人も少なくていいところですよ本当に!しかも安い!(笑)

地元民がこっそり教える京都の穴場シリーズ、こちらの記事もよろしければごらんくださいませ

地元民が薦める紅葉の穴場 秋の京都、嵐山から清滝まで歩いた 2018年11月

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