2019年1月18きっぷ高山本線乗り鉄の旅。雪深い秘境の山岳地帯をゆく沿線の絶景と見どころをご紹介いたします!その2(復路)

その1(往路)はこちら

目次

朝食の駅そばを食べ、8:14富山駅発普通電車にて猪谷へ

猪谷~高山の県境風景、高山本線の真髄区間をゆく

高山~下呂間の特定運賃区間は特急ひだにて快適移動

普通列車にて下呂から岐阜へ。帰還

8時14分普通列車猪谷行き普通列車にて富山駅を出発!神通川の雄大な車窓を楽しみながら猪谷駅へ

おはようサキちゃん、今日も元気に行こう!復路では昨日暗くて楽しめなかった県境付近の車窓をご紹介します

おはよー!ぐっすり寝て復活!神通川沿いの景色も楽しみね

朝食は富山駅改札でたところの立山そばでいただこうか、ここはコンブのだしが利いててなかなかうまいんだ

関西風の味付けね、立山の文字がプリントされたカマボコがかわいい!

富山駅の改札で18きっぷに今日の分のはんこを押してもらったら三セクのあいの風とやま鉄道のものでした、ちょっとうれしい

あいの風・・・ちょっと鉄道会社にしてはロマンチックすぎるというかなんというか・・・

最近出来た三セクはどういうわけかいわゆるキラキラネームが多いんだよね、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道、IGRいわて銀河鉄道・・・どれもお役所が頑張って粋な名前つけようとして微妙にスベってる感が

8:14猪谷行きにて出発です、行きにも乗ったJR西日本のキハ120形ですね

昨日は真っ暗でわからなかったけどこんなハデなカラーリングだったのね、あんまり揺れないといいなあ・・・

後方車両は揺れが増幅されるから、二両編成の前方車両に乗ろう、これならちょっとはマシなはず・・・

八尾?大阪にも八尾って地名があるからなんか親近感わくわ

大阪にあるのは「八尾(やお)」で富山は「八尾(やつお)」なので呼び方が違います。全国から観光客が集る「おわら風の盆」の開催場所として有名です

高山本線復路、最初のみどころは東八尾駅を出発してトンネルを出てすぐ、進行方向右側に広がる神通川です

ちょっとこの写真、白すぎない?

いやあ、真っ暗なトンネル内からいきなり明るいところに出るからカメラの光量の調節が難しくて・・・オートは使わない派

晴れてたら左手側に立山連峰も見られるのよね、今日はあいにくの曇り空だからざんねんだわ

笹津駅から神通川は進行方向左手側に流れを変えます、ダムで満々と水をたたえた流れと雪景色がすばらしい

昨日は夜だったからまったくわからなかったけど、こんなに景色がいいところを走ってたんだ!

楡原駅~猪谷駅間の景色も引き続き素晴らしい!

この区間はぜひ進行方向左手側の座席を確保したいわね

9:02猪谷駅に到着。昨日はホームにまったく雪がなかったのに、一晩でこんなに積もったんだね

いかにも秘境の乗換駅という感じで雰囲気あるわあ

猪谷から高山本線の真髄区間、県境の山岳路線に入り列車は高山へ

ここからはJR東海のキハ25で高山をめざします、行き先と種別表示が二つあるということは・・・

クロスシート!

どちらかというとロングシート車両のほうが多い高山本線でこれだけクロスシート車両にあたるというのはラッキーだね。考えたら昨日から今のところロングシートに乗ってないよ

猪谷駅を出発してすぐのこのあたりがもっとも険しい県境の区間です。高山本線の真髄区間ですね

見るからに凍えそうなけわしい山と川の織り成す雪景色の中を、暖房の効いた列車で眺めながらで通り過ぎるって考えたらなんて贅沢なことかしら

猪谷駅~杉原駅の車窓です、平行して走る国道471号のめずらしい地上部分のトンネルもすっぽりと雪に覆われています

駅名票が雪に覆われて見えにくいくらいだわ

雪景色を見ながら、富山で買ったますの寿司のおにぎりをいただきます。絶景を見ながら食べれば味わいもひとしお・・・

あたしもいっこちょうだい!

打保(うつぼ)駅を通り過ぎるとけわしい山岳風景は一段落し、列車は右に左に蛇行する宮川の流れに沿って縫うように進みます。車窓は左右どちらでも楽しめます

それにしてもすごい雪ね、北海道の雪が深い路線もこんな感じなのかしら

そうだなあ、北海道で雪が深い路線というと函館本線の山線だろうけどさすがにあちらと比べると・・・

うはあこれは・・・

豪雪といえば只見線もすごいけどね。ちなみに写真の蕨岱駅は廃駅になって現存しません

高山本線難読駅名その2、上枝(ほずえ)駅です

だからこんなん読めるかー!

10:14高山到着!やはり見ごたえのある景色だったね!

名古屋から比較的近いところにこんな絶景路線があったのね・・・来るなら雪景色を楽しめる冬がおすすめ!

高山~下呂間をキハ85形特急ワイドビューひだでお得に特急ワープ

さて乗り継ぎの10:24美濃太田行きは・・・ロングシートかあ

でもこれ乗り過ごしたら次は14:49の列車しかないわよ?高山で4時間近く観光して行く?

そうだなあ、ここは普通列車をやりすごして12:33の特急ひだ10号に乗ろう!これで下呂までワープしてそこから普通列車に乗り継ごうか。この区間はお得に特急列車に乗れるからね

お得に?特急列車に得な区間とかあるの?

高山本線の特急料金には特例があって、美濃太田~猪谷間の駅間が30キロの利用は320円、50キロ以内は650円と格安に設定されているんだ。高山駅と下呂駅の駅間営業距離は48キロだから50キロ以内の料金が適用されて650円で乗れるんだよ!ちなみに高山駅のたった二つ隣の飛騨古川駅~下呂駅の特急料金は1180円です

なるほど、それはお得ね、でも下呂駅で乗り継ぎの列車にクロスシートが来るとは限らないんじゃない?

それはその通りなんだけど、正直なところせっかくだから新車投入で引退の時期が近づいている特急キハ85形に乗っておきたくてね

やっぱりそんなとこだろうと・・・

18きっぷでは特急列車に乗れないため、このように乗車券も別に買う必要があります

特急ワープって時間短縮効果をねらってするものだと思ってたけど・・・普通列車乗ったほうが早いのにわざわざ特急に乗るというのは完全に趣味の世界ね、列車がくるまでカフェでも行きましょ

12:33発キハ85形特急ワイドビューひだ10号入線!

自由席は先頭車両なのね

見てよこのしっかりクッションの効いた重厚な座席!おまけに通路はカーペット敷き、座席の部分は一段高いセミハイデッキ構造と広い窓、まさにワイドビューの名に恥じない充実した内装だね

確かにこれは豪華な・・・廃車が近い古い車両って聞いたからどんなオンボロかと思ったら・・・グリーン車並みの設備じゃないの

キハ85は国鉄からJR東海に民営化後最初に製造された車両なのでかなり古いことは確かなんだけど、今でもこの車両がJR東海の最高傑作であると評する声も多いです

ちなみに名古屋方に非貫通車が配置されている場合は、自由席最前列で前面展望が楽しめます

通称「かぶりつき」ね。子どもが居るときはちゃんとゆずってあげなさいよ?

キハ85のこのカミンズエンジンの力強い加速音がたまらん・・・ドコドコドコドコドコカラカラカラカラカラカラ!!!

車両に熱中してる解説くんは無視してと・・・一瞬滝が凍ってるのかと思ったらあれはがけ崩れの跡ね

これはダムの放水場かな?

標高が下がると共に雪もだいぶ少なくなってきたわね

下呂で普通列車に乗り換え、岐阜へ帰還

あっという間に下呂駅に到着、はあ・・・もっとキハ85乗りたかった・・・ここで13:46美濃太田行き普通列車に乗り換えです

あっという間もなにもしっかり50分近く乗ってたわよ、さて乗り換え列車は・・・

キハ25-1!

昨日から3回もキハ25-1に当たるなんて、ちょっと運命的なものを感じるわね

このあたり、杉林が目立つわね

この場所ではないんだけど、楡原駅に昭和天皇陛下がタテヤマスギを植樹した影響があるのかもしれないね。こういう日当たりのいい場所にお墓があるのもいいなあ

美濃太田駅で最後の乗り換えです、岐阜駅に向かう最後の列車は果たしてロングがかクロスか・・・?答えはCMの後!

んもーそんな大げさに引っ張るようなことでもないでしょ、でもせっかくここまでずっとクロスシートで来たんだから最後までクロスシートを引きたい気も、最後に一回くらいロングシート乗りたい気も・・・

正解はキハ25二次車!車両前面をみれば分かるとおり、ロングシートでした!高山本線クロスシ-トでのグランドスラムならず!ざんねん!

ずっとクロスシートだったから新鮮な気分で結構楽しかったけどね

ちなみにこの車両は、岐阜到着後折り返し16:15猪谷行き普通列車になります

えっ?猪谷まで直通なの?乗車時間は?

ええと・・・4時間49分・・・

ロングシートに約5時間乗りっぱなし・・・

今回は運よくクロスシートに当たることが多かったけど、運用が固定されていない高山本線での18きっぷでの乗り鉄は運次第だね、クロスなら天国、ロングなら地獄。勝てば天国負ければ地獄!みなさま次の記事でお会いしましょう、今日はこれにておさらばさらば

最後まで読んでくれてありがとう、またね!

その1(往路)はこちら

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