もくじ
四季折々の美しい車窓
真冬の大沼公園を散策する
「大沼公園駅」私的評価
四季折々の美しい車窓
北海道の大沼国定公園は三保の松原、耶馬溪とともに日本新三景のひとつに数えられる景勝地で、函館駅から特急列車で25分ほど、仁山のトンネルを越えると左手に小沼の優美な車窓が広がり乗客からは歓声があがります
北海道の鉄道は美しい車窓が多いですが、この大沼・小沼のちょうど真ん中を通過するエリアはひときわすぐれた車窓です、まずは四季折々の車窓をお楽しみください
まず9月の車窓から。丁度台風通過時で残念ながら水が濁っているのですが、木々が青々としていて遊覧船も運航されます
続いて11月、本州では秋ですが北海道では冬の始まりの時期です。湖面はまだ凍結しておらず、晴れた日にはこの時期特有の澄み切った水面に駒ケ岳が逆さに映ります。個人的には最も美しい時期だと思います
真冬の2月、湖面は凍結してその上に雪が積もり湖を確認することはできません。静寂につつまれた空間におごそかな気分になります
大沼の向こうに見える駒ケ岳です。函館本線は駒ヶ岳をぐるりと回るように通過するため、各ポイントで異なった顔を見せてくれます
真冬の大沼公園を散策する
3月に大沼公園駅で下車し、散策したときの記録です。本州では春の訪れを感じる時期ですが北海道の3月はまだまだ真冬、湖面は凍結したままです
ワカサギ釣りを楽しむ人々、冬の大沼公園は特に雪が珍しい台湾からなどの観光客に人気があるようです
かつて特急スーパー北斗の車内販売でも売られていた大沼だんごがここ大沼公園の名物です。二つに分かれた容器の片方が大沼、もう片方が小沼をあらわし、あんの海のだんごを湖面にうかぶ小島に見立てています
JR北海道が特急列車の車内販売を廃止してしまった現在、大沼だんごを食べるにはこの駅で下車する他なくなってしまいました。賞味期限たった1日の味、大沼公園を訪れた際は是非食べてみたいですね
「元祖大沼だんご沼の家」営業時間:8:30~18:00(売り切れ次第閉店)予算:小折390円、大折600円
駅近くの踏切を渡って小沼方面に向かいます。時間があれば大沼も散策したかったのですが今回は次の列車までの時間が少なかったので残念ながら断念・・・
深い雪道に難渋しながら歩くこと10分ほどで小沼に到着、しかし湖面が凍結していて何も見えませんw近くの小島まで足跡が続いていたので自分もそこまで行ってみることにします
一歩踏み出すごとに足が膝の下まで埋まります。なんだか嫌な感触が・・・
振り返って足跡をみると湖面が溶け出してみぞれ状態に・・・これは危ない。あわてて引き返しましたとさ。みなさん3月の湖面を歩くのはやめておきましょう(そんなバカな事する人は自分くらいしかいないw)
「大沼公園駅私的評価」(10点満点)
補足説明
駅への到達難易度:近隣の空港・大都市・新幹線駅からのアクセス
駅の雰囲気・設備:駅の利便性や駅舎の歴史的価値、芸術性など
駅周辺の利便性:駅から繁華街までのアクセス、駅周辺の商店やホテルの充実度など
グルメ:その土地ならではのグルメの充実度、レストランの数、選択肢の多さなど
自然:駅周辺の自然環境
駅への到達難易度:☆☆☆☆☆(5点)
特急列車停車駅。函館駅からは25分、新函館北斗駅からは10分程度なので函館観光のついでに訪れるにはもってこいの場所。時間帯によっては通過する特急列車があり、函館本線の渡島砂原支線経由の普通列車はそもそも大沼公園駅がないので注意
駅の雰囲気・設備:☆☆☆☆(4点)
単式ホーム1面1線。駅舎は観光地らしくこじんまりとした白亜の建物
駅周辺の利便性:☆☆☆(3点)
駅周辺には観光案内所やそこそこの数の商店があり、観光地らしい雰囲気を漂わせている
グルメ:☆☆☆☆☆(5点)
名物の沼の家の大沼だんごは是非賞味したい。おみやげにももってこいだが、賞味期限はたったの1日なので注意
自然:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10点)
日本新三景(新日本三景)にも選ばれた大沼・小沼と駒ケ岳の織り成す優美な景色は四季を問わず美しい。夏は夏、冬は冬の楽しみがある
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