もくじ
森駅跨線橋は隠れた絶景スポット
駅周辺散策。珍しい長毛種の野良猫と絶品ラーメンに出会う
「森駅」私的評価
森駅跨線橋は隠れた絶景スポット



函館本線の森駅に到着しました。森駅は函館と長万部の中間地点の森町(もりまち)の中心駅。ちなみに森町は北海道の「町」が付く地名で唯一「まち」と呼ぶ市町村です
普通列車はこの森駅で乗り換え、または長時間停車することが多く、その停車時間を利用して乗客に販売される駅弁が、かの有名な「森のいかめし」です。毎年正月に京王百貨店で開催される「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」の売り上げ1位の常連です
森駅に到着したらまず注目して欲しいのがこの跨線橋からの眺めです。左手に噴火湾、中央に函館本線、右手に駒ケ岳を望む絶景スポット、実に絵になる構図なのでお見逃しなく
駅周辺散策。珍しい長毛種の野良猫と絶品ラーメンに出会う

途中下車して森駅周辺を散策します。出てすぐ左手にあるのがいかめしを販売している柴田商店。いかめしは駅のキオスクでも売っていますが、売り切れていることが多いのでこちらに買いにいくといいです。いつでも出来たてアツアツのいかめしを買うことができます
「柴田商店」アクセス:森駅をでて左手すぐ 営業時間:9;00~売り切れまで 予算:780円

いかめしはしょっちゅう食べてるので今回はスルーして別のグルメを発掘すべく駅周辺をうろうろしていると、ひなたぼっこをしている黒い大きな動物が・・・犬?



こちらに向かって悠々と歩いてきたのは長毛種の真っ黒い猫でした、首輪をしていないことや毛の手入れがボサボサなことから野良猫と思われます。訪れたのは2月の寒い日だったので外は相当な寒さでしたが、ここでも野良猫がいることに驚きです
駅の野良猫といえば第一回でも紹介した比羅夫駅に住み着いていた「しま太郎」という名物野良猫がいました。あの猫もかなり身体が大きく背中に乗られた時は身動きできないほどでしたが、やはり寒い地域に住む動物は身体が大きくなる法則(ベルクマンの法則)があるんでしょうか。森駅の猫もかなり大きかったです

駅から徒歩3分ほどのところに「東光亭」というのれんがかかったラーメン屋さんを見つけました、駐車場は地元のお客さんのクルマで一杯。うまいものを食わせてくれる雰囲気がぷんぷんしますね、入ってみましょう

カウンターに座り味噌ラーメンを注文。寒い日は濃厚な味噌に限りますね、カウンターから調理する姿を何気なく観察していると驚きの光景が!
店主さんとおぼしき男性がスープの前に陣取っているのですが、客に提供する前に一杯一杯必ず味見をしているのですね、しかも一回で味を決めず薄いほうからだんだんと味を濃くして調節しています
かつて四川料理の神様と言われ、日本にマーボー豆腐や汁有りタンタンメン、エビチリを広めた中華の陳建民氏が料理を作る際に一番重要なのは「味見をすること」と説いていましたが、その言葉とおり実に丁寧にスープの味見をしています。調理に慣れた人ほどおろそかにしがちな味見を丁寧にしている、これは間違いないと確信しました。味噌ラーメン、実においしかったです。途中下車してでも食べたい一品!
「東光亭」アクセス:森駅から徒歩3分 営業時間:11:30~19:00 定休日:月曜 予算:ラーメン650円~
「森駅私的評価」(10点満点)
補足説明
駅への到達難易度:近隣の空港・大都市・新幹線駅からのアクセス
駅の雰囲気・設備:駅の利便性や駅舎の歴史的価値、芸術性など
駅周辺の利便性:駅から繁華街までのアクセス、駅周辺の商店やホテルの充実度など
グルメ:その土地ならではのグルメの充実度、レストランの数、選択肢の多さなど
自然:駅周辺の自然環境
駅への到達難易度:☆☆☆☆☆☆(6点)
特急列車停車駅。函館からは45分ほど。普通列車はこの駅で系統分断、長時間停車するので名物駅弁の「森のいかめし」を購入する時間がある
駅の雰囲気・設備:☆☆☆☆☆☆☆☆(8点)
2面3線。函館本線の函館方面へはこの駅から駒ケ岳まわりと渡島砂原支線まわりに分岐する。駅跨線橋からの眺めは実に見事
駅周辺の利便性:☆☆☆(3点)
かつて徒歩圏内にセイコーマートがあったが現在は閉店。商店はあまりない
グルメ:☆☆☆☆☆☆☆☆(8点)
なんと言っても「森のいかめし」が有名だが、時間があるなら途中下車して東光亭の絶品ラーメンを食べに行きたい
自然:☆☆☆☆☆☆☆(7点)
森と言いながら近くに森は無く、かわりに海がある
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