瀬戸内に浮かぶ猫の島に行ってきた 神戸~高松~男木島 あなたもきっと行きたくなる5000円以下の日帰り旅行記

安い旅をさせたら日本一の鉄人、管理人Pの日帰り旅行記です。神戸から往復食事代込み一日5,000円以下でこんなにステキな景色に出会えるんですよ。皆さんもこの記事を読んで一緒に瀬戸内の船旅を楽しみませんか

神戸からジャンボフェリーで高松へ出発

皆さんこんにちは、今回は管理人Pが行った瀬戸内の猫島への日帰り旅行の様子をご紹介します

安い旅をさせたら日本一って大きく出たけど・・・神戸から高松まで食事代込みで往復5,000円以下?本当に安いわね、安すぎて不安だわ。まさか旅費ケチって泳いで海を渡れとか言わないわよね?

そうそう、海を泳いで渡ればタダだから・・・ってなんぼなんでもそんな無茶よう言いまへん

あらよかった、明石海峡くらいなら頑張れば泳いで渡れそうな気がするけどね

確かに距離だけ見れば遠泳得意な人なら泳いで渡れそうだけど・・・海峡は潮流が恐ろしく速いのでたとえオリンピック選手でも流されます

あらやだ冗談真に受けないで、いくら安くてもしんどいのはお断りよ、女の子でも楽しめるルートなんでしょうね?

それは大丈夫、いくら安くても楽しくなければ意味が無いからね。さあまずは神戸港フェリーターミナルへ行くよ

三ノ宮駅のミント神戸というバスターミナルからバスに乗るのね、なんかあっという間に着いちゃったんだけど

実は三ノ宮駅から歩いて十分行ける距離なんだけど、今回のように深夜便に乗るときは人気の無い薄暗い道を歩くことになるので、サキちゃんのような女の子はバスを使ったほうがいいね。210円です

あれが私達が乗る船ね!大きい!りつりん2って書いてあるわ

神戸港フェリーターミナルから高松へはジャンボフェリーが一日5往復出ていて、りつりん2とこんぴら2という船が交互に行き来しているんだ。りつりんというのは高松市にある日本庭園で名高い栗林公園から取った船名だよ

栗林?くりりん?クリリンのことかー!

(あーやると思った・・・)ここでジャンボフェリーの男木島・女木島れんらく周遊きっぷを買います。4,090円に深夜便割り増し料金300円(土休日の便はさらに+300円)でここまでバス代金210円とあわせて合計4,600円!

乗船時間になったからいよいよ船に乗り込むよ!

ジャンボフェリーのエントランスです、客室部分は3階建てになっており、屋上に展望デッキがありますが、深夜便では安全のため立ち入り禁止です

ステンドグラスもあってなかなか豪華な雰囲気ね!

売店わきで軽食も販売してるよ!高松と言ったらもちろんうどんだよね!フェリーとはいえさすがに本場、あなどれない味です

カレーうどんおいしそー

かつて瀬戸大橋が架かる前、四国へは岡山県の宇野港から高松まで連絡船に乗るのがメインルートだったんだけど、みんな連絡船のデッキでうどんを食べるのが習慣だったせいで、今でも船に乗ると無性にうどんを食べたくなる香川県民が多いんだってさ

わざわざ船で食べなくても高松に着いてからゆっくり食べればいいのに・・・さすがはうどん県民

客室は雑魚寝タイプの大部屋と、リクライニングの椅子の部屋、子連れの女性は専用室があって別途1000円払えば個室も利用できます

やっぱりフェリーと言えばゴロンと横になれる大部屋よね、子連れの女性向けに専用の部屋があるのはありがたいね

浴室もあります、なんと無料で入れますが備え付けのシャンプーやアメニティは無いので持参するか、売店で買いましょう

お風呂もあるの?しかも無料ってすごいわね!瀬戸内海の景色みながらお湯につかれるなんて最高じゃないの!

こちらのお風呂は男性専用なので残念ながらサキちゃんは入れません。もともとフェリーのメイン客層である長距離ドライバーさんのための設備なので仕方ないね。ちなみにサウナも付いてます。というわけで失礼してちょいとひとっぷろ浴びてくらぁ

解説くんだけずるいー

高松到着。日の出を拝んでから朝うどん食べに行こう!

4時間半の船旅の末、定刻どおり5:15に高松東港に到着しました。サキちゃん寝られた?

うんぐっすり!明石海峡大橋見たかったので通過するまで起きていようと思ったけど、船の揺れが心地よくていつの間にか寝ちゃったよ

瀬戸内海は内海なので波がおだやかだからね、船に弱い人でも台風の時でもないかぎり船酔いの心配はほとんどありません。送迎バスに乗って高松駅へ向かうよ

えっ?この送迎バス無料なの?神戸は有料なのにすごいね

これで神戸側の送迎バスも無料なら言うことなしなんだけど・・・15分ほどバスに揺られて高松駅に到着です

やだー!高松駅かわいー!


JR四国スマイルステーションという謎の試みで高松駅はペイントされてこのような外観になってます。女子ウケは良さそうですね

さて、朝ごはんの前にちょっと歩いて海を見にいこうか。高松駅は連絡船時代のなごりで海のすぐ近くにあります。ここは高松駅から歩いて5分くらいのところにある玉藻防波堤ですね

えーおなかすいたよぉーごはん食べに行こうよぉー!

まぁまぁそういわずに・・・お天気もいいし朝の散歩はなかなか気持ちいいよ、それにここはとっておきの絶景ポイントだから

確かに海を見ながら早朝の防波堤歩くのも気持ちいいわね、釣り人やジョギングしてる人もいるわ

防波堤の先端にある灯台に到着しました、そろそろ陽が上るころかな、右側を見てごらん

わぁー日の出だー!屋島の中央の窪んでるところから丁度陽が登ったよ!心が洗われる思いね・・・

逆光なのでISO感度下げてシャッタースピード4000くらいにしてシャッターを切るとこんな感じに撮れます。夕日と勘違いされそうですが朝陽ですよー

さて、すがすがしい気分になったところで朝うどん食べに行こうか。高松駅地下のレンタサイクルで自転車を借ります。6時間以内ならたったの100円!ここまで累計4700円ですね

えっ?まだ朝7時だけど・・・こんな早い時間から開いてるお店なんてあるの?

何言ってるんだいサキちゃん、高松のうどん屋さんは早いところなら朝5時から開いてるよ。早朝にお店を開けて夕方には閉店というところが多いね

そうなんだ、地元の人は朝かお昼にうどん食べるんだね、旅行者にとっては朝食のお店探す手間がはぶけて助かるわね

高松市はほとんど坂の無い平坦な地形なので、自転車での移動がとっても便利!

歩道にも歩行者と自転車の通行レーンがあるのね。自転車利用者がこんなに優遇されてる街も珍しいわね

高松駅から自転車で約7分、県庁の裏手にあるセルフうどんの名店「さか枝」さんにやってきました

わーい、本場のさぬきうどん!さぬきうどん!あれ?「きそばあります」ということはおそばもやってるのね

サキちゃん、それはワナだ

えっ?ワナ?

うどんの聖地、香川県でおそばなんて注文しようものならどこからともなく現れたうどんポリスに捕まって、小豆島のオリーブ農場で強制労働1ヶ月の刑が待ってるよ!

やだー!怖い!(注:管理人Pの悪い冗談です)


ところでサキちゃんセルフうどんのお店は初めて?

うん、セルフのガソリンスタンドなら行った事あるけど

じゃあ僕にならって注文してね、初めてなので基本のかけうどんでいこう、まずサイズを大・中・小から選んでね

小にするわ。解説君は男なんだから大にしなさいよね、食の細い男は頼りないもん

無理やり決められちゃった・・・うどんだけだと寂しいので天ぷら一つ(90円)付けて、先に会計済ませます

うどんの玉だけ入ったドンブリ渡されたんだけど・・・

セルフだから全部自分でやるんだよ、うどん玉は熱めがいいならそこのテボでゆがいて・・・となりで好きな天ぷらを選ぶ。どれでも同じ料金だから好きなのを選んでね

私はこのアナゴ天!どんぶりからはみ出るくらい大きいのにこれで90円?感動的に安いわね!

僕はオーソドックスにちくわ天にするよ、ネギとショウガの薬味が置いてあるので適量を取って入れて・・・最後にそこのタンクからおつゆを注いで完成!

どこかの県では水道の蛇口からみかんジュースが出てくるって笑い話聞いたこと歩けど、香川県では蛇口をひねるとうどんのつゆがでるのね

それじゃあいただきます!んーうまい!

さすが本場のさぬきうどんね、コシがあってもちもちして・・・天ぷらも付いてこれが270円なんて信じられないわ!

ここまでの累計金額4,970円!予定通り5,000円以内に収まったね

いや、解説くんは大を頼んだから・・・60円増しで・・・5,030円よ

あっ・・・しまった・・・

この記事のタイトルって、確か「あなたもきっと行きたくなる5000円以下の日帰り旅行記」だったわよね・・・どうすんの?タイトル詐欺?

うーん大丈夫だろ、どうせ読者もそんな細かいこと気にしないし勿論俺も気にしない、30円くらい誤差だ誤差!メシ食ったし高松駅に戻るぞ!

管理人Pの地が出ちゃってるよ!解説くん

5,030円以下の日帰り旅行、高松から男木島へ

高松駅から歩いて5分の桟橋から女木島経由男木島行きの小型船に乗ります

しれっと金額修正するのやめなさいよね!

遠ざかるサンポート高松を後に見ながら一路男木島へ、40分間のちょっとした瀬戸内クルーズです

ちょっとこの船・・・揺れる・・・

男木島に着きました。この島は「バトルロワイヤル」の小説版や映画「喜びも悲しみも幾歳月」のモデルにもなった島で、屋島の戦いで那須与一に射られた扇がたどりついたという伝説からおうぎ→男木(おぎ)島と呼ばれるようになったとか

バトルロワイヤルの殺伐とした内容からは想像もできないのどかな島ね、上陸するわよ!

島の住宅は港近くの急斜面に密集しており、このような急な坂と狭い路地がまるで迷路のような独特の景観を作っています

確かにこれは迷路・・・ちゃんと戻れるかしら

迷ったら坂を降りれば港にたどり付くので大丈夫だよ、おっと第一住人発見!

にゃんこかわいい!あちこちにいるよ!

最近は少なくなったとはいえ、まだまだ猫の多い島です、エサやりは禁止なのでくれぐれも眺めるだけにしておきましょう

島の高台に建つ豊玉姫神社まで登ってきました、ここまでくると島の様子が一望のもとに見渡せます

さすがに疲れたわ、ちょっと休憩しましょ

いやあいい景色だ・・・あれ?よく見ると

猫が屋根の上のヒーターに鈴なりになってる、きっとあそこがあったかくて居心地いいんだね

まさに猫の島・・・

カラフルなデザインの民家の壁があるよ、パッチワークみたいで面白いわね

3年に一度、トリエンナーレ形式で開かれている瀬戸内国際芸術祭の作品ですね、路地を歩いて作品を見つける楽しみがあって島めぐりが人気になっているよ

一方で島の人口は近年減る一方、若年層の島離れが進んで放棄される家も多数。限界集落の問題は深刻です

こうやって人間の作り上げた建物が現在進行形で自然に帰りつつある姿を見ると、諸行無常ということばを思い出すわ

神戸への帰途に着く

それじゃあ帰ろうか、高松東港14時のジャンボフェリーの便で神戸に戻ります

歩き回ってちょっとくたびれたけど、充実した一日だったわ

お疲れ様、でもまだ帰りにもいろいろ楽しみが残ってるよ!ちょっと展望デッキに上がろうか

これはちょっと狙いすぎじゃない?なんだか感傷的になっちゃう・・・

まもなく明石海峡大橋の下を通過します

下から見上げると本当に大きいわね

日没とタイミングが重なって、なかなかいい絵が撮れたね、あと1時間くらいで神戸に着くよ

旅の最後にいいものが見れたわ・・・

「本船はまもなく神戸港第三突堤に接岸します」というジャンボフェリーのアナウンスが流れたら、あらかじめ下船支度を済ませてデッキに出てみよう

この景色、よく神戸の絵葉書やイメージ写真に使われる構図ね、この位置から撮ってたんだ

無事神戸フェリーターミナルに到着、お疲れ様でしたサキちゃん。帰りに何か食べて行こうか

おつかれ様!わたしスカイブッフェがいいなあ・・・もちろん解説くんのおごりよね!

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