こんなに安く行ける!冬の北海道・五泊六日格安乗り鉄の旅その四「日本一の絶景露天風呂に入る!バスで十勝岳温泉へ」(旅費明細あり)


年中ヒマをもてあましている管理人Pが12/11(火)~12/16(日)にかけて道東・道央をひがし北海道フリーパスで巡った旅行記その四です、(その一その二その三その五その六はこちら)その四では上富良野駅からバスで十勝岳温泉を訪れ日帰り入浴の様子を紹介いたします

冷えた身体を温めるべく、上富良野駅から町営バス十勝岳線で凌雲閣へ

前回(その三)の最後であれだけもったいぶって明かさなかった温泉の名前、タイトルにでかでかと書かれてるんだけど・・・

あっほんとだ、まあ管理人Pがどうしようもないバカなんで許してください。いずれにせよバス停の写真ですぐバレてたけどね・・・こちらで十勝岳温泉行きのバスを待ちます

あっ来たわ、ちょっと小さいけどあれかしら

上富良野8:52発の町営バスに乗って終点の凌雲閣へ向かいます、片道500円です

ここまでの費用:35,135円+500円(上富良野町営バス)35,635円

十勝岳温泉は、露天風呂が最高なんだけど、そこに向かう道中のバスから見える景色もまた素晴らしいんだ

こういう写真、富良野や美瑛の特集でよく見るわ!丘にある畑の中にポプラの木が何本か残ってる!

ある程度バスが坂を登って標高を稼いだところで後ろを振り返ると、夕張山地を背景に上富良野の町が一望できます

今日は雲ひとつ無い快晴ね!どピーカン!

いよいよ道路が山登り区間に差し掛かると、つづら折れになった道を何回もカーブを切りながら進みます

景色は最高なんだけど、車が滑った時のことを想像すると・・・

このあたりで5合目ですね

目に入る景色が全て真っ白!まさに白銀の世界と呼ぶにふさわしいわ

40分ほどで終点の凌雲閣に到着です、いやはやこの難しい道を時間通りに走らせる運転手さんの技量は並大抵のものではないですね

この景色を見るためだけに500円払ってこのバスに乗ってもいいくらい、素晴らしい景観だったわ

ここは十勝岳の中腹で標高1,280メートルあたり。北海道でも最も高い位置にある温泉です

す、すごい。木が完全に凍ってる!これが樹氷なのね

じゃあさっそく行きましょ!ここが凌雲閣の入口ね

サキちゃんちょっと待って、ここの駐車場から富良野平野を一望の下に見渡せるよ

天気がいいからより綺麗に見えるわね!

ここから見る夜景と満天の星空もまた素晴らしいんだ

いざ日本一の絶景露天風呂へ!

受付で支払いを済ませよう、日帰り入浴とランチが付いて1,500円のコースがオススメだね

あたしカレーがいいなあ・・・山で食べるものと言ったらやっぱカレーでしょ

ええと、このランチセットの豚丼でお願いします

ぬがー!

ところでサキちゃん、残念な知らせがあるんだけど、今日は露天風呂のお湯が20度くらいしかないらしい。内湯のほうは40度くらいあるんだけど・・・そのせいか200円割り引いてくれたよ

天然温泉だから仕方ないわよね、むしろ暖めたりお湯で薄めたりしない姿勢が好感持てるわ

ここまでの費用:35,635円+1,300円(凌雲閣日帰り入浴ランチセット)36,935円

※以下浴室内部の画像が続きますが、全て許可を得て撮影したものです

こちらが内湯です。十勝岳が江戸時代に噴火した安政火口(凌雲閣のすぐ近く)から温泉を引いていて、内湯内部にせりだしているマグマはその時のなごりだね

火口のすぐ近くにあるのか、ちょっと不安だけど江戸時代の話なら大丈夫かな

何言ってるんだい、十勝岳は日本でも有数の活火山で現在まで何度も噴火を繰り返してるよ。大正時代の噴火の時は雪解け水が富良野市街を襲って、その時の話は三浦綾子の「泥流地帯」という小説に詳しい

そうなんだ、自然の力って恐ろしいわね、でも温泉の恵みを受けられるのも火山活動のおかげなのよね

内湯の奥の扉が露天風呂だよ。漬かれないにしてもせっかくだから外に出て景色を眺めよう

右と左二つの浴槽が並んでるわ、まったく底が見えない茶褐色のお湯ね

右と左で引いてる源泉が違うので色も温度も違うんだよ。茶褐色なのは温泉に含まれる鉄分が空気に触れて酸化した色でこうなるんだ。さあ左を見てごらん

うわーーーー!!!

日本一の絶景露天風呂というのはウソじゃなかったでしょ?せっかくだから湯船に漬かってこの景色を堪能したいんだけど・・・これくらいならまあ、我慢すれば入れなくも無いかな

というわけでちょっとだけお湯(水?)に漬かってみました。視線が低くなるとまたちょっと景色がかわるね

ちょっと、こんなとこで水に漬かったら風邪引いちゃうわよ!

たしかにぬるいけど、全然無理ってこともない。内湯で体温めて水風呂かわりに露天風呂を使えばちょうどいいかも。いやー絶景哉、絶景哉・・・

温泉をたっぷり堪能した後は、レストランでランチです

いい景色を眺めながら食べると一段とおいしいね!

おなかも満たされたし、帰りのバスがくるまで日帰り入浴者向けの無料休憩室でのんびりしよう。お茶も用意されてて至れり尽くせりだね

暖房が効いてておなかも一杯だからこれは眠くなる・・・温泉は人をダメにするわあ、このままズブズブとダメ人間の沼にはまりそう・・・zzz

キタキツネだ!休憩室の外で何かうろついてると思ったら・・・

もっふもふ!もっふもふ!

さて、帰りのバスに乗る前に、受付で入浴者向けのバス無料乗車券を発券してもらいましょう。これで往路が無料になるので、実質バスは片道250円です

あの距離を乗せて貰ってたったの250円かあ、安すぎて申し訳ないわね

十勝岳温泉は日帰り入浴でも楽しめるけど、出来たら宿泊して一日中楽しみたいね。宿泊者なら真夜中の露天風呂で星を見ながらお湯に漬かれる特典もあります

最高ね!また来ましょ!

今日の宿は富良野のペンションです

というわけで、上富良野駅に戻ってきました。ここから今日のお宿がある富良野駅に向かいます

遠くに見えているのが十勝岳連峰ね、さっきまであんな遠いところにいたんだあ・・・

まだ16時というのにもう真っ暗ですが、富良野駅前バス乗り場から、バスで40分ほどの麓郷にむかいます

ドラマ「北の国から」の舞台になった場所ね、ちょっと天気あやしくなってきたかな・・・

40分ほどで終点の麓郷に到着、すぐに宿の方が車で迎えにきてくださったので、そのまま宿に向かいます

ほとんど明かりが無い真っ暗闇の中を30分くらい走ってたわね、北海道の中でもここは特に自然あふれる場所ね

ここまでの費用:36,935円+620円(ふらのバス麓郷線)37,555円

宿に到着!かなり雪が激しくなってきたね

今日の夜は外で満天の星を観察しようとおもってたけど、これはちょっと無理だなあ・・・昼間あれだけ好天に恵まれたから仕方ないね

ここまでの費用:37,555円+5,400円(たびのやど・ふらりん一泊二食付)42,955円

今日のお宿のふらりんさんは、もともとユースホステルだったところをペンションに改装したそうで、とってもアットホームかつオシャレなところです

遊び心のある内装ね、子どもが居たら喜びそうだわ。お菓子やドリンクをご自由にお取りくださいというサービスもうれしいわね

自室に荷物を下ろして、ちょっとお茶でもいただきながら休憩しましょ

ところでサキちゃん、さっきから何かあやしいと感じないかい?

えっ?えっ?居心地のいい宿だなあって思うくらいで、あやしいところは別に・・・

あまりにもタイミングよく降り出した雪で外界から隔離されたクローズドサークル、冬のペンション、螺旋階段、唐突なノックの音、これは・・・

えっ?えっ?えっ?

「こんや、12じ、だれかが・・・」

やめてよもーあたしそういうの苦手なんだから!

サキちゃんをからかって遊んでたら夕食の準備が出来たようなので、一階の食堂に向かいます

宿の人が夕食の支度が出来ましたって部屋をノックしてくれたんだけど、あんな話の後だったから心臓止まるかと思っちゃった・・・

明るくてあたたかみのある空間ね

実は食事がおいしいという口コミを見て今日の宿をここにしたんだ、夕食も朝食もバイキングらしいんだけど、はてさて・・・

今日の宿泊客は私達だけだったみたいだけどすごい品数ね!(ここに写ってない料理やドリンクもまだ他に沢山あります)

しかも全部手作りだよ・・・よくあるホテルのバイキングなんかだと既製品が多いんだけど、これはすごい

いただきまーす!うん、このタマネギと茹でジャガイモは絶品だね、あえてシンプルな調理方法と味付けで素材の持ち味を殺さない配慮が光るね

おいしい!おいしい!おいしい!とくべつ高価な食材使ってるわけじゃないのにやさしい味、やっぱり料理は愛情ね!

冬の北海道5泊6日の旅、残るはあと二回となりました、次回は狩勝峠を越えて帯広へ向かいます

その五へ続く

他の記事はこちら。その一その二その三その五その六

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