今日は管理人Pが新年会で作った水ギョーザパーティの様子をご紹介します
水ギョーザ?焼いて食べるギョーザは知ってるけど・・・
水ギョーザというのは茹でて食べるギョーザのことで、中国ではこちらのほうが主流なんだ。中国のお正月では家族・親戚一同集ってみんなで水ギョーザを作って食べる風習があり、それにならって新年会で水ギョーザを作ってみました
みんなで作ってみんなで食べるっていうのがホームパーティらしくていいわね、面白そう!
中国だけじゃなくお隣の韓国にも水饅頭(ムルマンドゥ)という水ギョーザに似た料理があって、管理人Pが韓国旅行中にハマって毎日食べてたというのが自分で作ろうと思ったきっかけなんだけどね、もちろん中の餡だけじゃなく、皮から作るよ!レシピもご紹介します
まずは皮づくり
まずは皮を作ろうか。生地を寝かせる時間が1時間くらい必要だから、寝かせてる間に餡を作ると時間配分的にちょうどいいです。ボウルに強力粉と薄力粉を1:1で混ぜそこに塩をひとつかみ入れ、お湯を足しながら生地をこねていきます。中力粉が売ってたらそのまま使えばいいです
小麦粉を手でこねる触感って気持ちいいね、なんか病み付きになりそう。子どもの頃の粘土遊びを思い出すわ。固さはどれくらい?
だいたい耳たぶくらいの固さかな。生地がちょっとくらい固くてもやわらかくても大丈夫!プロが作る料理じゃないんだからそのくらいのゆらぎもホームパーティの味だよ。こねた生地はサランラップにくるんで常温で1時間ほど寝かせておきます
自分で作ると愛着が湧くわね、ラップに名前書いておこうっと、うまくできてたらあたしが作ったやつだって自慢するんだー
生地を寝かせている間に餡を作ります
次に中の餡を作ります。餡の材料は豚ひき肉、小エビ、ニラ、キャベツ、シイタケです。野菜とエビはみじん切りにします
ギョーザの定番にんにくは入れないの?
今回は宇都宮ギョーザ風にニラで作りました、水ギョーザにはニラのほうが相性いいんだよ。もちろんお好みでにんにくいれてもいいし、野菜はキャベツでなく白菜やセロリなどを使ってもかまいません。下の写真は以前宇都宮のみんみんで水ギョーザを食べた時のものです。野菜たっぷり!
宇都宮のギョーザって有名だけど、にんにくあまり使わないんだね。野菜たっぷりでヘルシーなのもカロリー気になる女性にとってはうれしいかも
材料をみじん切りにしたら、日本酒、ショウガの絞り汁、醤油、ゴマ油、コショウを加えて手でこねます。調味料の量はお好みで加減してください
衛生的にビニール手袋とかしたほうがいいんじゃ・・・それかしゃもじでまぜるとか・・・
ダメダメ!!これは手でこねるから味が出るんだよ、ちゃんとツメ切って手を洗ってからやれば大丈夫!お寿司だっておにぎりだって、機械で整形して作ったものより職人さんやオカンが素手で握ったもののほうがうまいだろ?
そういわれれば確かにそうかも・・・
餡が完成したよ!
ちょっとすごい量なんだけど・・・これ何人分?
一応今日の参加者9人分のつもり
いやいや、どう見ても20人前はあるわよ・・・
大丈夫、余ったら冷凍しておいてフライパンで焼いて中華ハンバーグにして食べればいいから。今回の参加者のひとりが思いついてギョーザの生地と具にチーズのっけてオーブンで焼いて即席ピザ作ってたけどあれも美味しかったなあ
それではみんなで皮に具をつつみましょう
それではいよいよギョーザを作っていきます、テーブルにサランラップを敷いて、中央に餡の入った器を置きます
ピンクのローラーみたいなのは何?
100均で売ってた生地を延ばす麺棒の代わりのクッキーローラーだよ。扱いやすくておすすめです
打ち粉がわりに余った小麦粉を撒いて、生地を円形に延ばして餡をくるんで行きます。コツとしては皮はなるべく延ばして薄く作ること!
意外と延びるから生地は少なめでいいのね・・・あっ少なすぎて餡がはみ出ちゃった
しっかり包まないと茹でてる最中に爆発するぞ!やりなおし!最初は餡少なめで!ほらほらそっちは皮厚すぎ!
包み終わったら鍋で茹でてみんなで美味しくいただきます
出来たー!だいぶ不恰好だけど
写真のはみんな初めて作ったものだから仕方ないけど皮が厚すぎる・・・もっと薄くつくらないとギョーザというよりうどん粉食べてるみたいになっちゃうぞ(その後何回か作るうちにみんな見違えるほど上達して三級点心師くらいの腕前にはなりました)
大きい鍋にお湯を沸騰させて茹でていきます
何分くらい茹でればいいの?
うーん茹で時間なんて皮の厚さや大きさによってまちまちだからなんとも言えないよ
なんて適当な・・・茹で時間以外に調味料や材料の具体的な量とかも何も書いてないじゃない・・・もしこの記事参考にして水ギョーザ作ろうかなって人がいたら怒るわよ
適当に作れなんて言ってない、そのつど味見しながら作ればいいんだよ。茹でかげんにしろ味の好みにしろ人によって違うんだから自分の責任で好きにやればいい
そういわれれば確かに・・・あたし固めが好きだからカップ麺は2分くらいで食べ始めるし、パスタを茹でるときも袋に書いてある茹で時間だと柔らかすぎるから、固さを味見して早目に上げてるわ
料理でいちばん大事なのは作りながら丁寧に味見をして自分がおいしい!と思うものを他人に出すことだよ。大さじ何杯、計量カップ1/2、ストップウォッチで茹で時間計って・・・という具合に自分で考えもせず他人のレシピ通りに作って味見もしない、なんてのは最低の料理だね
それでは早速いただきましょう!
形も大きさも不恰好で具がはみ出ちゃってるのもあるけど・・・皮がもっちりしてて美味しい!
素人が作る分には包み方もギョーザの形にこだわるより、小籠包(ショーロンポー)みたいに 上で結んだほうが簡単でいいかもしれないね。ハフハフ・・・ツルツル・・・
タレは?
それもお好みしだいでいいよ、オーソドックスなのは醤油を酢で割ってラー油混ぜたタレだけど、個人的には皮にちょっと穴を開けてそこにポン酢をたらして食べるのが好きだなあ
下味付いてるからそのままでも食べられるわね、薄味が好みの人はそれでいいかも
宇都宮では水ギョーザを茹でた鍋に醤油と酢を入れてそのまま食べる人もいるし、神戸では味噌ダレで食べる人もいる
食べ方も味付けも皮の包み方も人それぞれ、それでもちゃんと美味しく作れるのが水ギョーザのいいところね、今日は楽しかったわ
今日はこれにておさらばさらば、皆様また別の記事でお会いしましょう
またねー!