乗り鉄Pの日本全国ぶらり途中下車のススメその3「青森県・八戸駅」駅周辺観光、グルメ、旅行記ブログ「八食センター七輪村で三陸の海の幸と名物のイカに舌鼓を打つ」

八戸駅私的評価へ飛ぶ

八戸駅に停車中のキハ40非冷房車です、2018年3月に引退するまではこの車両が八戸線の主力列車でした。往年の非電化路線のおもかげを残す貴重な存在でしたが、現在は新型のキハE130系に置き換えられております。実は同じく八戸線を走る観光列車リゾートうみねこがキハ40・48系の改造列車なので、八戸線からキハ40が全く姿を消したわけではありません

八戸駅で途中下車し、駅東口ロータリーの4番乗り場から出ているこちらのバスに乗り込みます。お目当ては食の総合施設、八食センターです

10分ほどで八食センターに到着しました。この八食100円バスは日中ほぼ1時間おきに運行され、どこまで乗っても100円です。八戸市は他にも鮫駅-種差海岸駅間に遊覧バスのうみねこ号を100円で走らせており、観光客誘致に積極的に力を入れていることがうかがえます。こういう取り組みは足の無い乗り鉄にとって大変ありがたいですね

八食センター」営業時間:市場棟と味横丁は9時~18時、厨スタジアムは9時~21時 市場棟と味横丁は基本的に水曜が定休日 営業時間と定休日はお盆、正月、GWなど多客時はことなる 入場無料

八食センターには寿司、のっけ丼など海産物に限らず乾物、青菓、お菓子など様々な店舗が存在する食の一大総合施設です。私の目的は市場棟にあるこちらの七輪村、市場で買った海産物を七輪で焼いて食べることができます。入場料を払えば七輪と網焼きのスペースを使え、料金も大人350円と良心的です。まず席を確保してから食材の買出しにでかけましょう

七輪村」営業日・定休日は八食センター市場棟の営業・定休日に準ずる 料金:2時間で大人350円、小学生100円、幼児無料

食材を物色しに市場棟をうろつきます。この日は平日でしたがかなりの人手ですね、やはり市場は人でにぎわっているほうが活気があって楽しい。たくさん並んでいる海産物を見ているだけで心がウキウキしてきます

サザエ、ホッキ貝、ホタテ、アワビ、イカ、エビなどどれも三陸産の取れたて新鮮なものばかりで、貝などはまだ生きてプシプシ言ってるものもあります。七輪村で食べることをお店の方に告げれば、食べやすいように殻を外したり、切ったりしていただけます。これだけ新鮮なものをすぐに七輪で焼いて食べるわけですから美味しくないはずがありませんね。ちなみに左下のちいさいカニは売り物ではないもようw

サバやホッケの開きです、どれも大ぶりでアブラが乗ってうまそう!市場棟にはこのほか精肉店などもあり、魚介と一緒にお肉のバーベキューもできます

物色した結果、こちらのホッケの開きと

八戸名物スルメイカ三杯を購入。イカは大ぶりで立派なサイズのものが一杯たったの300円(イカの処理代込み)でした。私が今住んでる京都ではありえない安さですが、八戸の地元の方によると、地元民は同じく八戸市内にある陸奥湊の市場で魚を買う方が多いようで、これでも観光客価格らしいです。ゴロ(イカの内臓)をちゃんと付けてくれるのがうれしいですね

まずホッケを焼きます。炭火の遠赤外線効果で内部から全体に火がとおり、見るからにふっくらして美味しそうですね、やはり魚は七輪で焼いて食うのが一番うまい!

続いてイカの炭火焼きです。新鮮なのでプリプリした歯ごたえでありながらサックリ噛み切れる絶妙な食感がまず楽しい。市場のおばあちゃんに教えてもらったとおり、ゴロを塗って焼いて食べると味に深みが出ます、これはイカ好きにはたまりませんね!

全国的に観光客向きの施設となると、高くて、混んでて、値段のわりに味もイマイチ・・・となることも多いのですが、この八食センターは駅からのアクセスもよく、値段も良心的、何より市場で買った新鮮なものをすぐ七厘で焼いて食べられるというアイデアが素晴らしい。全国の同様の施設はお手本にしていただきたいと思いました

「八戸駅」私的評価(10点満点)

補足説明

駅への到達難易度:近隣の空港・大都市・新幹線駅からのアクセス

駅の雰囲気・設備:駅の利便性や駅舎の歴史的価値、芸術性など

駅周辺の利便性:駅から繁華街までのアクセス、駅周辺の商店やホテルの充実度など

グルメ:その土地ならではのグルメの充実度、レストランの数、選択肢の多さなど

自然:駅周辺の自然環境

駅への到達難易度:☆☆☆(3点)

東北新幹線は盛岡以北で本数が少なくなるが1時間に1~2本程度は止まる。青い森鉄道と八戸線でのアクセスも可能だが、八戸線はかなり本数が少ない

駅の雰囲気・設備:☆☆☆☆☆(6点)

新幹線ホームは2面4線、在来線ホームは3面5線と青森東部の交通の結節点として十分な規模の駅である。ただし地方の新幹線駅にありがちだが、駅舎の近代的デザインが周辺の雰囲気に調和していないのが残念

駅周辺の利便性:☆☆☆☆☆(5点)

当駅はかつて尻内駅という名称であり、八戸市街地からはかなり離れている(市街地の中心に近いのは八戸線の本八戸駅)ため、商業施設はそれほど充実していない。ただし近年開業した八食センターの成功を受けて、今後駅周辺の開発が進む可能性はある

グルメ:☆☆☆☆☆☆☆☆(8点)

ほぼ駅から100円バスで接続している八食センターの評価となる。観光客向き施設 となると、ともすれば陳腐におちいりがちだが八食センターは特色があって楽しい。食の選択肢も豊富

自然:☆☆(2点)

駅周辺は中途半端な市街地で海からも遠い

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